マタニティヨガ教室を知ろう
ウォーキングや身体を積極的に動かすだけで分娩に臨む妊婦は、ランニングだけしていきなり試合を始めるテニスプレーヤーと同じ関係です。６、精神のリラックス→出産に対する恐怖・不安の軽減、お産への前向きな姿勢、余裕・自信。それぞれの教室によってスケジュールや内容は異なりますが、ある教室の例を挙げてみましょう。そのスポーツ専用の必須練習をしなくては、良い成績を得ることはできないのです。それでは、具体的にマタニティ・ヨガを取り入れている病院のマタニティ・ヨガ教室ではどのようなことを行うのか、どのような効果が実際に得られているのかを見て行きたいと思います。また、微弱陣痛以前の時期には、ポコポコポコ、トントントンも効き目があります。
普通の妊婦は出産に備え、歩いたり身体を動かす、といった程度の運動はしています。３、陣痛間歇時のリラックス→発作時の緊張に対する弛緩。２、休憩という意味でのリラックス。１、和痛＝陣痛時にうまくリラックスできた。マタニティ・ヨガを行わないで、単にイメージトレーニングだけでは、心のリラックスを実現するのは、とても困難なことなのです。
指導にあたるのはマタニティ・ヨガ指導者養成コースを終了した専門家で、出産に特に効果的と思われる、「花のポーズ」、「開脚」、「しゃがみこみ」のポーズをメインに行います。すなわち、分娩をスポーツに例えるならば、ウォーキングや身体をよく動かすことは基礎練習、必須練習がマタニティ・ヨガ、というわけです。けれど例えばテニスの場合には、基礎練習としてランニングや体操を行うと同時に、必須練習としてレシーブやサーブの訓練も行わなくてはなりません。４、骨盤底筋の弛緩。またこの病院では陣発入院、あるいは満期産の時期に入院した妊婦には、１日に２回から３回、骨盤底を開くポーズをメインに、一連のマタニティ・ヨガを指導する時間をとっています。
５、分娩台上での開脚が楽。妊婦におけるリラックスの追及は、これまでに色々な分娩法でなされてきましたが、マタニティ・ヨガでやっと妊婦にとって必要な「リラックス」を得ることができた、と長年出産介助の現場に立ち会ったベテランも話しています。分娩の重要なキーワードは「リラックス」ですが、妊婦にとってリラックスとは６つの意義に分類できます。陣痛３～５分間隔の場合は、牽引開脚や抱きかかえ開脚が受け入れやすい身体になっていて、特に高い効果があります。レッスンが行われるのは週に１度、妊婦との交流時間も含め、約１時間４０分という時間枠です。
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