サプリからはじめよう
予防医学の推進を目的に、法整備や規制緩和が行われています。国民の健康意識が全体的に高まり、１９９０年頃からは空前の「健康ブーム」とも言えるほど、健康志向が強くなりました。同時に医療費が高騰し、その対策として「予防医学」が国政としても進められたことも背景として考えられます。いずれにしても、サプリメントは生体に不足した栄養素を補充する目的で元来用いられていました。治療医学とは違いますので、保険は適用できないので、一時期は下火になりましたが、現在ではこの予防医学は再び重要視されています。
国としての方針、それに一般個人の１人１人が健康維持の意識を高めたことで、サプリメントは日本でも一大市場になったのです。最近サプリメントに過剰に依存する症状も見られていますが、通常の食事では得にくいミネラルなどの栄養素を摂ることもできますので、日々の生活に上手に利用しましょう。サプリメントは略称で「サプリ」とも呼ばれますが、正式名称は「dietary supplement（ダイエタリー・サプリメント）」、アメリカ合衆国の食品区分の１つですが、現在では日本でも完全に普及されています。飲み方も、分量さえ守れば良いだけなので、とても簡単です。エスティティックサロンや美容業界で有名なアーユルヴェーダといった伝統医学も、この予防医学的な考えを共有しています。
値段は安価なものから高価なものまで色々ですが、今では１００円ショップでも販売されているくらいなので、特別にクオリティにこだわらなければ安く買うこともできます。健康をテーマにしたテレビ番組なども多くヒットして、そうした番組でも紹介されることもあり、サプリメントの認識は広まりました。病気を予防して健康を維持するのが予防医学です。しかもサプリメントは基本的に「飲むだけ」なので、誰でも気軽に行える予防医学ですので、こういった手軽さが普及にも大きく貢献したのだと思われます。
人間ドックや健康診断も予防医学に含まれますが、医学的に言うと、疾病の発生・経過・分布・消長、そしてそれらに影響を及ぼす原因を研究、分析し、疾病の予防を行い、病気になりにくい心身の健康増進を図ることを目的とした学問です。予防医学は、病気になってしまってから治療を行うのではなく、病気になりにくい心身をつくる、という目的で行われます。通常の飲食では不足しがちなビタミン、ミララル、アミノ酸といった栄養補給を補助したり、ハーブ成分など、薬効の発揮を目的としたタイプ、生薬、酵素、ダイエット食品など、様々な種類がある食品です。日本語に訳すと「栄養補助食品」や「健康補助食品」といったところでしょうか。
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カテゴリー：サプリ